受付番号  0022
登録番号  U-07-002
所在地  宮城県
シーズ名称  汎用型スキャナを用いたラジオクロミックフィルムの高感度測定
シーズ概要  interventional radiology (IVR)やcomputed tomography (CT)、positron emission tomography (PET)さらにはこれらを組み合わせたPET-CTが急速に普及し、利用が増大している。一方で、IVRでは、患者の皮膚に放射線障害が生じた事例が日本でも数例報告されるなど、患者の受ける医療被ばくについての測定、管理が強く求められている。フィルム状のラジオクロミックフィルムは組織等価型であるため、エネルギー情報を必要とせず、様々なエネルギーの散乱線が混在する医療の場での二次元線量評価の有力な候補である。しかし、本フィルムは感度が悪いことが欠点であり、現在の汎用読み取り装置、densitometerを用いた測定方法では、光子エネルギーに対してフラットな応答性をもつタイプの中で最も高感度であるGAFCHROMIC HS-14(International Specialty Products社製)でも測定下限値が公称0.5Gyとされ、mGy単位までの測定が要求される被ばくモニター線量計としては感度が不十分である。
 本シーズでは、densitometerよりはるかに安価な汎用型のフラットベッドカラースキャナを用いてフィルムを読み込み、得られたR、G成分に、独自に開発した光学的共通モード雑音排除法(特許申請中)を適用させることで従来法より数十倍の高感度測定を行う。
特許等  申請中:特願2005-186574
学 会  保健物理学会、RI放射線研究発表会
論文紙  NUCLEAR INSTRUMENTS & METHODS IN PHYSICS RESEARCH (A)in press,2006
連携形態  共同研究 / 実施許諾
特記事項  共同研究者の一人は、平成17年度東北大学若手研究者萌芽研究育成プログラム課題が採択されており、既にこの課題にかかわる中赤外OPO/OPA新規装置開発を推進している。
 上記の目的を達成するため、特殊ダブルビーム光学系を有するステップ駆動方式FTIR分光装置の開発可能な先端技術を有する企業との共同開発参加を望んでいる。